Gallery orsak, Orsa Sweden
Installation 6.8m x 11.2m x H 2.3m
2004. 03. 27 -2004. 06. 26


タイトル : Filter

素材 : 木材, 農業用半透明不織布,蛍光灯, 照明コントローラ
私たちが何かを見るときには、常に恣意的に物事を見ている。例えば、私たちは時々見間違いをするが、見間違いはその証明である。コミュニケーションもまた同様で、コミュニケーションは送り手から受け手への情報の一方通行ではなく、情報の受け手の態度や反応がその意味を作り出すというのが一般的なコミュニケーションのアイデアである。

地下にある一続きの3つの部屋を作品として使用。両面に農業用半透明不織布が張られた7つのパーテーションがあり、片面に不織布が張られた4つの照明が壁に設置されている。パーテーションによって、部屋全体を一度に見渡すことはできない。壁、天井、床の色は白。照明の状態によってパーテーションの裏側が見えたり見えなくなったりする。壁に設置された照明は電球用のコントローラを蛍光灯に使うことによって不規則に点滅を繰り返す。

照明の点滅のタイミングによってある時はパーテーションの裏側にいる人や状態がパーテーションを透かして見ることができる。またある時は反対側から見られることになる。ここでは観客のある種の情報が相互にやりとりされるが、そのタイミングはコントロールできない。勝手に情報が行ったり来たりする。

ここでの情報は不織布を通じてフィルタリングされている。蛍光灯そのものも壁に向かって設置され、さらに不織布にカバーされている。直接光ではなく、反射光がさらに不織布を通過して部屋を照らす。白くペイントされた壁、床、天井はこの反射光をさらに複雑にする。ここでやりとりされる情報はフィルタリングされて曖昧に見える。その情報は曖昧さゆえに恣意的に解釈される余地を多く持っている。


このインスタレーションは個人情報の交換のモデルであり、コミュニケーションのモデルでもある。