S.M.C.A.美術館 at モニ・ラザリストン, テサロニキ, ギリシャ
Installation
29. June. 2004年6月29日 -8月29日

4.46m x 3.4m x h 2.71m

蛍光灯が明滅している。 この点滅は蛍光灯が点けられる瞬間において起こる。 その時同時に、グローランプは小さな妙な音を立てる。 それらは、蛍光灯が点けられるときの典型的な現象であるが、蛍光灯の顧客には何の意味も成さない。 このインスタレーションでは、その蛍光灯が点灯する瞬間が、調光器、コンタクトマイク、アンプによって永遠に繰り返され、拡大されている。

コミュニケーションは情報の送り手からの一方通行ではない。 それは原則として相互作用であり、受け手の反応がその意味を決めている。 この点で、情報の受け手は、送り手と同じくコミュニケーションの制作者でもある。 受け手とは仮に名付けられた言葉であり、情報の受け手は常にアクティブである。

・・・けれども常に我々のすべての反応に対して意識的でありつづけることは容易ではない。 ただ、情報の受け手はその情報の意味に対して責任があることだけは覚えていることはできる。 とにかく可能性として、我々は、すべての情報はその受け手の制御下にあると言うことができるかもしれない。それは希望の一種、か?

素材: 蛍光灯、グロー球、コンタクトマイク、スピーカー、モノラルアンプ、木材、不織布、ジョンソンベビーオイル
展示会場は元僧房で、奥の壁には小さな窓があり、その周りは明かりを取り入れるために凹んでいる。左の壁には隣の部屋に通じる入り口があり、反対側の壁には何もない。廊下側の壁には廊下と通じる入り口がある。この小さな窓と隣の部屋に通じる入り口を塞いで、その凹みの中に蛍光灯がセットされ、その凹みはさらに不織布で覆われる。部屋の中央に木製のフレームと不織布でできた壁が建てられ、その壁の中にも蛍光灯がセットされる。それらの蛍光灯は調光機により強制的に点滅されられている。各々の蛍光灯のグローランプにはコンタクトマイクが接続され、その音はアンプを通じて入り口の無い右側の壁にセットされたスピーカーでライブで鳴らされる。蛍光灯の点滅とグローランプの音は完全に同期している。不織布の表面にはベビーオイルが塗られ、不織布を半透明にすると共に奥行き感を与える。部屋は蛍光灯の点滅とグローランプの音、ベビーオイルの香りで満たされる。床は白いカーペットで覆われている。






ライティング制作過程01
ライティング制作過程02
ライティング制作過程03