鈴木貴彦 矢印の庭
2001年1月1日〜1月13日| 今回のタイトルは「矢印の庭」ですが、庭は存在しません。私が実際に作ったのは庭ではなくて、畳をひいた和室です。「矢印の庭」はその和室の外側にあるという設定で、鑑賞者はその庭を見ることはできません。半透明の障子を通して部屋の外側の存在を感じるだけです。部屋の壁は入り口の木製の戸を除いて、すべて障子です。部屋の外側には障子に沿って7台のテレビが部屋の中を向いて置いてあります。テレビが7台あるのは東京には基本的に無料で見ることができるテレビチャンネルが7つあるからです。部屋の中からはテレビの画面が障子を通してぼんやりと見ることができます。部屋の中は障子を通過してきたテレビの光りに照らされています。テレビの音は大きくセッティングされていて、7つのチャンネル の音が混じりあって雑踏の音のようです。部屋の真ん中には丸い茶伏台がおいてあります。茶伏台の上には液晶のテレビがおいてあり、パソコンの画面を表示しています。デスクトップの背景には「優柔不断な矢印」がちりばめられています。モニタの真ん中にはREAL PLAYERのソフトが起動しています。REAL PLAYERには液晶モニタの下に置いてある小さなカメラが写している鑑賞者の姿と作者が任意に選んだテレビチャンネルの番組がミックスされて映っています。 この画面は実際の時間より10秒程度遅れて表示されているので奇妙な違和感があります。 |
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